はじめに
Symbol (XYM) のハーベスト設定する際、どのノードを選べばいいのでしょうか。
この記事ではノードの選択基準について解説いたします。(あくまでも私見ですので悪しからず)
委任者数
委任者数はノード選択の重要な指標になります。
委任者数が多いノード
委任者数が多いということはそれなりの理由があります。
- ノード報酬の還元など特典がある。
- 有名人が運営する、もしくは信頼がおける人が運営している。
「寄らば大樹の陰」で委任者が多いノードに委任するのも一つの基準です。委任者が多いということは収支的に順調である可能が高いため、長期運営しやすいノードとも言えます。
委任者数が少ないノード
委任者数が少ない場合、ノード報酬でノード運営コストを賄えない可能性があります。今後ハーベストのインフレ報酬が少なくなりますので、現時点でギリギリの運営をしているノードは継続しない可能性があります。
ただし、自前サーバを格安で運用することもできますし、利益度外視の運営者の方もいらっしゃいますので、その限りではありません。
自前ノード vs Allnodes
Allnodes とはSymbolのノードのSaaS(いわゆるレンタル)です。
自前ノード
ノード運営者が用意したサーバで構築したSymbolのノードです。後述のAllnodesと比較して、柔軟な設定ができることから、委任者にとってメリットがあります。
ただしエンジニアでない運営者が構築したSymbolノードは、安定稼働という観点では注意が必要です。トラブルが発生しなければ問題がありませんが、トラブルが発生した場合に対応を間違うと修復不可能になるケースも考えられます。
当ノード運営者(筆者)は本業がサーバ・セキュリティエンジニアです。世界規模のWebサイトのシステム基盤運用チームを率いています。
Allnodes
簡単にSymbolノードを構築できるサービスです。
委任者が高インポータンスの場合に、自分用のノードを構築する場合はおすすめです。(低インポータンスの場合は収支が赤字になる可能性があります。)
セキュリティ
HTTPS対応
SymbolノードにおけるHTTPS対応は、そのノードとHTTPSでAPI通信ができるというだけで、ハーベストとはほぼ関係ないと考えています。
当ノードはHTTPS対応しているため、HTTPSでのAPI通信にも対応しております。
HTTPS非対応
Symbol (XYM) のブロックチェーンでは基本的にHTTP通信しているため、HTTPS非対応であっても問題はありません。HTTPS非対応だからセキュリティ的に問題だということもありません。
HTTPSを使った通信をしたい人が使えないというだけです。
不要なサービスを起動しないというセキュリティの基本ポリシーに基づいてHTTPS対応していないのであれば、逆にオススメです。
サーバ堅牢化
Symbolノードのセキュリティの一番の問題は、多くの人が「●●の記事を参考にノードを構築しました」と公開しているところです。
内部構造を公開しているので、悪意のある攻撃者にとっても攻略しやすいノードですよね。
運営者がセキュリティ意識を高く持っているかどうかがポイントです。
ノードの特典
ノードの中には還元系、寄付系、返金系、イベント系など多くの運営者が独自色を出した特典を考案しています。
委任者の方はご自身が納得する特典を提供するノードを選択することができます。
筆者が運営するノードはすべて「返金系」です。ノード報酬を委任者全員に分配するのではなく、ハーベストした人にノード報酬をお返しするというポリシーです。
※3号機については約50%の確率でノード報酬を徴収しないという方法で返金を実現しています。